■ 快居への取り組み〜重度心身障害者のナイトケアの場づくり〜 松村 優 |
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< 経過> 貸倉庫での介護サービス事業所事務所の階下をディサービスのスペースにしています。午後5 時〜 10 時の間で、ケアの主な内容は入浴と食事です。くつろぎの多くはマット上で、また一部はリクライニング式フ 車いすです。身体上の全介護を要し、また感情や意志伝達が困難であることに対し、介護では小さな反応や表情の変化をみる余裕が欲しいものです。職員の方々と、仲間の様子や介護の仕方を始め、場の雰囲気など について検討を重ねました。 < 場づくり> 下表は室内での介護行為・動作の流れと形態を想定した上での、スペースと設備・備品、建物部位の必要 条件です。全体に広くない面積(70 ? ) で、入浴関係のスペースの割合が高いのですが、移動と動作はうま くいっているようです。天井にドーム形を取り入れ広がりを演出しています。仲間がマット上に寝転がって くつろぐケースが多いために、花や鳥、イルカなどさまざまな形が光の映像で動き展開する装置を導入しま した。バックミュージックと合わせ感覚への刺激と反応を生む期待をこめています。
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