特定非営利活動法人 福祉医療建築の連携による住居改善研究会 住居改善実践事業部   No.11 2004. 1.25


快居の会受付 TEL FAX 06-6946-6161

〒540-0036
大阪市中央区船越町1-6-2-702 アトリエVOID気付

11号記事

■ 快居の会1級建築士事務所登録のお知らせ
■ 快居への取り組み〜家の中に病室はつくらない〜
■ 大熊由紀子先生の話を聞いて

■  快居の会一級建築士事務所開設のお知らせ                                      

  福医建研究会の活動から1995年に発足した快居の会は、NPO法人化にともない、福医建研究会の住居改善実践事業部として活動しています。NPO法人として建築設計監理業務をしっかりお引受けするためには、一級建築士事務所の登録が課題となっていましたが、平成15年4月14日付けで大阪府に登録することができました。

一級建築士事務所大阪府知事登録(イ)20133号です。

特定非営利活動法人福祉医療建築の連携による住居改善研究会快居の会一級建築士事務所の誕生です。



快居の会だより第1号(1995.7.1)には、「快居の会」の発足として下記の文章を掲載しています。

 長寿化が進み、誰もかなりの期間、家族をあてにせず、自立して生活していかなくてはならない時代が到来しています。年をとることで何らかの障害をもつようになり、高齢の障害者が増える時代でもあります。そのため、地域社会で気軽に受けられる介護サービスの充実と、どこでも安心して過ごせる住宅や施設の保証を拡げていきたいものです。
  そこで、
・高齢者・障害者の自立を支援し、また介護者の負担を軽減するよう住居を改善していくこと
・高齢者・障害者向け住居を建設していくこと、バリアフリー住宅の普及に努めること
・地域における介護や医療サービス関連施設を整備していくこと
・地域の居住地環境を高齢者・障害者をはじめ、誰にも困難のないように整備すること(福祉のまちづくり等)が課題となります。
『全ての人々にとって安全で暮らしやすい生活空間は、高齢者・障害者等のハンディキャップをもつ人々に、安全で暮らしよい空間であってこそ実現される』と考え、ひとりひとりの心と体の特性をふまえた生活空間の設計で役立ちたい、また、情報や技術を交流したい、と建築設計技術者の集まりである「快居の会」が発足しました。

  私たちの仕事メンバーは設計作業を中心にして、次のようなことをします。

    ■住居改善相談アドバイス ■住宅の計画・設計 ■施設の計画・設計 ■工事監理
    ■調査研究 ■研修、講演、交流会

 また、福医建研究会定款には、調査研究、啓発のための事業、住居改善に関する相談や助言および住居改善を実践する事業のほかに、「医療、保健、福祉の分野やその他の非営利団体をサポートする事業」も表記しています。

 快居の会は、住居改善を生真面目に追求してきました。発足以来のメンバーも多く、同じ姿勢で思考できるチームワークも生まれ育ち、これをいろんな設計活動の場で発揮していきたいと考えるようになりました。住居改善が「ライフワーク」ではありますが、快居の会発足から少しづつ暖め続けてきた住居以外の分野にも、積極的に取り組む条件が整ったことになります。

 建築に関するあらゆる分野からの相談や設計監理業務の依頼に応えたいと思います。NPO法人が設立した一級建築士事務所として、住居改善で培ったノウハウを生かし、多様な建築の企画・設計監理やその他の活動にも取り組みます。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。



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