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「快居の会」が取り組んだ事例の紹介

 快居の会は、住環境について困っている高齢者、障害者を対象に住居改善実践活動を 行なっている。電話相談のほか、無料の出前型相談やアドバイス業務、住居改善実践活動としての 住宅改造等の設計監理等(有料業務)を行っている。主なものを表記する。 なお改造工事の施工は行っていない。


   2014年度
1   北摂において、交通事故の後遺症(胸椎損傷、下肢麻痺)の女性のため、2012年度の自宅(戸建)のバリアフリー改修に引き続き、駅前の新築マンション購入にともない、入居前の改造を行う。内装、水回り(浴室、洗面、台所)、収納、スイッチ類の位置、ベランダの出入り等の改造を行う。内装工事の一部は、マンションの建て主と連携して行った。前年からの継続業務。
2  事故による胸椎損傷で車いすの生活となった娘さんのため、大阪市内の新築分譲マンションの入居時改修に2009年度に関わったが、2013年度からの継続業務として、台所まわりの改修、入浴の自立のため、浴室扉(折れ戸を引き戸にする)の改修および洗体台の増設を行った。
3  4月のバリアフリー2014展(インテックス大阪)、セミナーの企画のほか、福医建・快居の会のブースの相談コーナーにおいて、今年も住居改善の無料相談を行った。快居の会スタッフを3日間派遣した。
4  大東市から引き続き、「重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を受け、建築士を派遣した。市の担当PTやOTと住宅改造助成にもとづく住居改善計画13件に関わり、改造工事が実施された8件の完了検査を行い、一部フォローアップも行った。

   2013年度
1   大阪市内に夫婦で住むHさん(女性・78歳)は、自宅で階段から落ちて緊急入院。心配された娘さんから住居改善の相談がある。幸いにも入院経過は良好で、硬膜下血腫も手術しないで済む。病院でのリハビリの結果、日常生活はほとんど自立の状態で退院され、実施した改善は、玄関・トイレ・浴室に手すりを付けたのみであった。手すりの位置の設定とその後の確認にも快居の会の作業療法士が同行した。
2  神戸市のマンションに単身で居住する男性から、パーキンソン病の母といっしょに住むための自宅のバリアフリー改修について相談を受けた。お母さんは84歳で介護度は3、室内は伝い歩き、屋外では車椅子で介助。神戸市の住宅改修助成を利用してユニットバス交換、床段差を解消するためLDKの床の嵩上げ、手摺取付けなど行った。 
3  4月のバリアフリー2013展(インテックス大阪)、セミナーの企画「車いすで快適な生活を送るための、徹くんちの住居改善」を引き受けた。また、福医建・快居の会ブースの相談コーナーにおいて今年も住居改善の無料相談を行い、快居の会スタッフを3日間派遣した。
4  大東市から引き続き、「重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を受け、建築士を派遣した。市の担当PTやOTと住宅改造助成にもとづく住居改善計画13件に関わり、改造工事が実施された10件の完了検査を行い、一部フォローアップも行った。

   2012年度
1  吹田市内の3階建て住宅において、ご夫婦と同居の高齢のお母さんの外出のため、道路と大き な段差のある玄関とポーチ、屋外階段の部分を改修し段差昇降機も取り付けた。
2  交通事故、脳挫傷で手術後の65歳女性。退院し坂の上にある自宅に帰るための改修について、 夫から相談を受けバリアフリー改修を提案した。
3  大東市内の障害者支援施設の1階、2階トイレのバリアフリー改修について、設計監理業務を 運営するNPO法人から引き受け工事が完了した。
4  4月のバリアフリー2012展(インテックス大阪)は、本年も福医建として企画展示に協力した。 また、この企画展示スペース内の相談コーナーにおいて住居改善の無料相談を行い、快居の会 スタッフを3日間派遣した。
5  大東市から引き続き、「重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を 受け、建築士を派遣した。市の担当PTやOTと住宅改造助成にもとづく住居改善計画に関わ り、16件の改造工事が実施され、完了検査および一部フォローアップを行った。
6  国土交通省の補助事業である、高齢者等居住安定推進事業のケア連携型バリアフリー改修体制整 備部門「福祉医療建築の連携による住居改善相談事業」の3年目(最終年)に取り組んだ。本年 度ケアバリ改修を実施出来たのは、大東市の1件、高槻市の1件、計2件のみであった。 大東では風呂(ユニットバスに更新)トイレの改修と外出を含む移動経路の改修を実施、補助対 象工事費は約150万円、補助は72万9千円だった。
高槻市では、2階にLDKがある住居において、事故により歩行などに障害のある男性のために、 2階と1階をつなぎ、外出にも対応するため、ホームエレベータ-の建屋を増築する大改修に取り 組んだ。補助対象の工事費550万円以上にかかわらず、 項目ごとの補助金限度額の規定のため、 改修工事の補助金は58万9千円のみだったが、ケアバリ改修に快居の会スタッフが関わることにつ いて評価していただけたようです。(この事例については快居の会たより19号に、3年間のケアバリ改修の取り組みに付いては17号に詳しい報告がある。)

   2011年度
1  神戸市で一人暮らしの女性から依頼、60歳を迎えたのを機に、今後のために自宅マンションの 全面改造を希望された。キッチン、水回りを含む大規模な改修を実施した。フルフラットをめ ざし検討したが、洗面所と居室の間には段差が残った。
2  T市の障害者生活支援事業の専門相談員として無料相談として関わった交通事故で脊髄損傷の女性 のための、自宅のとりあえずの改造工事について設計監理業務を引き受けた。本格的な改善は転居 も含め今後の課題である。
3  北河内で独居の79歳の女性、兵庫県に住む娘さんの依頼で、1階で安全快適に過ごせる改造を検 討する。寝室を中心に1日の行動範囲の整備、安全対策も検討するが、認知症のため独居に不安 があり、平行して家族との同居や施設入居の検討もアドバイスした。(工事には至らなかったが、 有料業務として報酬を受けた。)
4  引き続き大東市から「重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を受け て建築士を派遣した。市の担当PTやOTと重度障害者住宅改造助成にもとづく住居改善計画に 関わり、(ケアバリ関連のものを除き)15件の改造工事が実施され、完了検査および一部フォロー アップを行った。
5  4月のバリアフリー2011展(インテックス大阪)は、企画展示に本会が協力したため、企画展示の コーナーにおいて住居改善無料相談を行い、快居の会スタッフを3日間派遣した。
6  国土交通省の補助事業である、高齢者等居住安定推進事業のケア連携型バリアフリー改修体制整 備部門「福祉医療建築の連携による住居改善相談事業」の2年目に取り組んだ。 2年目は4月1日以降引き続き事業実施可能とのことであったが、施工者の3減4増と、高槻市を 事業エリアに加えることなど、提案申請の変更申請や交付申請、交付変更申請など本年度も変わ らず申請業務に多く時間を費やした。大東市域で本年度も11件の改修工事を実施したが、吹田、 高槻市域では事前相談に数件出向いたものの、補助事業として実施できたものは無かった。 四肢麻痺の青年の外出と住宅内での車いす移動、介護負担の軽減のために工事費500万円超の大規模改修が1件あった(快居の会たより18号に詳しい報告がある。)が、ほかは補助対象の工事費が100万円を超えるものが2件のみという小規模な改修であった。

   2010年度
1  北摂地域に在住の85歳の女性、脳梗塞による左半身麻痺で入院、車いすでの生活に。自宅が宗教 施設を兼ねているため広く、車いすでの移動に障害となるのは、自室になっている和室8帖+6帖 の続き間と廊下の120mmの段差と床仕上げの畳敷きであった。畳敷きが良いという本人の要望で 一部をたたみ風のフロアとし、自室から台所まで廊下を経て、車いすで移動できるようにした。 また、廊下側に入口のあったトイレを室内に取り込み、洗面器も増設、自室で完結出来るように した。
2  原因不明の難病による筋力低下で、車いす使用の娘さん2人のため、入浴、排せつ、洗面時の本人 および介護者の負担軽減のための改修を行った。バリアフリーを売りにしたマンションに移転し たが、車いすの生活には十分対応できていなかった。ユニットバスと給湯器を入れ替えミストシャ ワーを付けて、浴槽に入ることなく体を温めることが可能となった。トイレ片開きドアを2枚引 戸に変更し介護者が自由に動けるように、また洗面カウンターを低くして無理なく洗面が行えるよ うにした。
3  南河内で、木造2階建ての住宅に一人暮らしの73歳の女性からの相談。2年前に股関節の手術を したが冬には足が痛くなり、家の中でも杖を使い歩いていたと。現在は元気になっているが、冬の 冷えがいけないように思うので、1階の和室1室を暖かい洋寝室にしたいという相談だった。南 にある和室を洋室にして床暖房を入れ、南面窓をペアガラス入りのはき出しサッシに変更、物入れ だった部分に小さな手洗いと音の静かな節水型のトイレを設置した。
4  大東市から引き続き、「重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を受 け、建築士を派遣した。市の担当PTやOTと住宅改造助成にもとづく住居改善計画に関わり、 (ケアバリ関連のものを除き)9件の改造工事が実施され、完了検査および一部フォローアップを 行った。
5  本年も4月のバリアフリー2010展(インテックス大阪)の関大ブースで住居改善無料相談を行い、 快居の会スタッフを3日間派遣した。
6  国土交通省の補助事業である高齢者等居住安定推進事業の新しい部門、ケア連携型バリアフリー改修 体制整備部門に応募した「福祉医療建築の連携による住居改善相談事業」が選定され、この補助 事業に取り組んだ。補助金申請の事務作業に時間を取られ、改修工事はすべて2月に集中した。 相談業務からのスタートでは到底完了できないため、大東ですでに相談活動中の10件だけが対象 となった。理由書を付けて工期の延長が認められた1件を除き、工事完了、検証までを2月末に 済ませねばならなかった。完了報告を何とかまとめ、3月末に補助金を受け取ることができた。 ケアバリ改修の補助対象の工事費は10件合わせて933万円、最大で221万円という小規模な改修 のみ、工事費の補助金は計452万円であった。

   2009年度
1

 事故による胸椎損傷で車いすの生活となった娘さん(自閉症でもある)のために、新たに 購入した大阪市内の分譲マンション(当時建設中)を全面改修するという設計監理の依頼 を受けた。関大月が丘住宅や訓練施設で動作確認、セラピストやヘルパーとの意見交換を 行い、プランを検討し、マンションの竣工を待ち現地確認を行った。
間仕切りや出入り口、各収納の形状変更、キッチンを電動昇降式に変更、洗面所・トイレ も変更した。メーカーの協力を得て、洗体台が使用可能な形にユニットバスも変更した。 バルコニーにはウッドデッキを設け、外部空間の利用も可能とした。

2

 病院のPTの依頼で、2008年12月に入院中の20代の女性を訪ね相談をうけた。原因不明の 病気、身体機能は下肢麻痺で歩行困難である。退院に備えてリハビリ訓練や各種検査治療 を続けている。自宅マンションを車椅子対応に改善することが主な要望であった。
後日、有料業務として設計監理を受託した。本人や家族と話し合いを重ねた結果、本人の 部屋とトイレ+洗面+浴室を車椅子で使えるように改善した。また入浴のために電動昇降 +手動による横移動のリフトを導入した。共用廊下にマンションの管理組合の許可を得て スロープを設置した。

3

 本年も4月のバリアフリー2009展(インテックス大阪)の関大ブースで住居改善無料相談を 行うため、快居の会スタッフを3日間派遣した。

4

 大東市から「重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を受け、 建築士を派遣した。高齢者に対する住宅改造助成が無くなったのを受け、この委託も名称 から高齢者が消えた。市の健康いきがい課の担当PT又はOTと共に22件の住宅改造助成 にもとづく住居改善計画に関わり、内16件の改造工事が実施され、完了検査および一部フォローアップを行った。


   2008年度
1

 2007年度に大阪府立介護情報・研修センターから依頼で、自宅で26歳の水頭症の娘さん を介護する母親からの相談をうけた。本人は寝たきりで全介助、呼吸器を使用、コミュニ ケーションが困難で障害一級。主たる相談は、介護者の加齢とともに風呂に抱きかかえて 入れることが困難になってきたので、介助が楽な入浴方法に対応した浴室に改造したいと のことであった。有料業務として増改築の設計管理を引き受けることになる。合わせて、 風呂以外の部分も直したいとの希望に添い、一階のLDK+水廻り、設備廻りを一部増築 し全面改造した。
広々したLDKゾーンと水廻りにつながる娘さんの寝室ゾーンという間取になり、入浴介 助の動線の短縮に加え、カウンターキッチンから娘さんのベッドでの様子が見渡せるよう になった。

2

 4月のバリアフリー2008展(インテックス大阪)の関大ブースにおいて無料相談を行う ため、今年も快居の会のスタッフを3日間派遣した。

3

 バリアフリー展で、ある大規模マンションの管理会社から共用部分などのバリアフリー 改修の相談を受けた。相談に出向くと吹付けアスベストの除去が緊急課題となっていた。 このアドバイスの業務を引き受けたが、バリアフリー改修については、まだ手つかずのままとなっている。

4

 2008年度も大東市「高齢者・重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」 の委託を受け、建築士を派遣した。市の健康いきがい課の担当PT又はOTと共に27件 の住宅改造助成にもとづく住居改善計画に関わり、内25件の改造工事が実施され、完了検査および一部フォローアップを行った。

5   引き続き委嘱を受けているT市の障害者生活支援事業の専門相談員(建築士)として、2 事例について計3回の出前型相談を行った。


   2007年度
1

 美容室チェーンからバリアフリー改修について相談を受けたことから、うち北摂地区の 1店舗の改装について設計監理業務を引き受けることになる。店舗の設計に設計者とし て関わるが、バリアフリーに関わる提案で実現したのは、エントランスに引き戸タイプ の自動ドアを設置、トイレの扉の軽量化とトイレ内に手すりを設置、移動の手掛かりに なるように配慮し天板を延長した家具の製作であった。

2

 2007年度も大東市「高齢者・重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業 務」の委託を受け、建築士を派遣した。市のリハビリテーション課の担当PT又はOT と共に22件の住宅改造助成にもとづく住居改善計画に関わり、内17件の改造工事が実施 され、完了検査およびフォローアップを行った。依頼者側の都合により工事のみ来年度 となった物件もある。

3

 大阪府立介護情報・研修センターの相談業務を3件引き受けた。 出前相談2件とイベント会場での相談業務であった。

4

 引き続き委嘱を受けている、T市の障害者生活支援事業の専門相談員(建築士)として、 1事例について2回の出前型相談を行った。

5   前年に続き、4月のバリアフリー2007(インテックス大阪)の関大ブースにおいて無料相談を行うため、 快居の会スタッフを3日間派遣した。


   2006年度
1

 くも膜下出血によりリクライニング車椅子使用(全介助、コミュニケーションは殆ど不可)の大阪府北部の住宅地に住む53才の男性の家族から、 2年の病院生活にピリオドを打ち自宅で介護したいという相談。そのためには1階ガレージを寝室に改造し、2階がLDKなので 2階でも過ごせるようにしたいと希望される。ホームエレベータおよび段差昇降リフト(玄関ポーチ)を設置し、介護しやすい寝室の工夫をした。

2

 木造一戸建ての住宅に両親と妹の4人家族で住む、9歳の男の子は筋ジストロフィーで、母親が抱きかかえて移動、介助をしていたが、体重の増加でその方法では限界がきていた。洗面・脱衣・浴室を中心に天井走行リフトを取り入れた住宅改造を提案し設計監理を引き受けた。 改造工事が完了し家の中でも車椅子を使い自分で動けるようになり、母親の入浴介助もリフト利用で大きく省力化した。快居の会だよりNo.15に詳しい報告あり。

3

 階段室型の公営住宅に住む65歳、人工肛門、膝下マヒで一人暮らし女性、室内では杖を使い伝い歩き、外出時は車椅子での介助だが、段差昇降リフトをつけてベランダから楽に出入りしたいと希望される。以前に快居の会が担当した同様の事例を知り、費用を負担してでも実施したいという意志であった。以前の事例とほぼ同様のパターンでリフトを取り付けたが、今回はリフトを囲むフェンスなどの外部工事の費用負担が大きくなった。

4

 エジプト、アレキサンドリアにおける知的障害者のための作業所建設について、「出前型無料相談」に関わることになった。JICA、関西大学などの協力を得て出前型相談が実現した。快居の会だより14号に「エジプト報告」有り。

5   大東市「高齢者・重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を引き続き受け、建築士を派遣した。市のリハビリテーション課の担当PT又はOTと共に37件の住宅改造助成にもとづく住居改善計画に関わり、うち28件の改造工事が実施され、完了検査およびフォローアップを行った。依頼者側の都合により工事のみ来年度となった物件もある。また、介護保険にもとづく住宅改修へのアドバイスも行った。
6  介護実習・普及センターから名称を変えた、大阪府立介護情報・研修センターの相談業務を8件引き受けた。なお1と2は、昨年度と今年度のこの相談業務から有料業務に移行した。


   2005年度
1

 要支援の認定は受けておられるが、元気な80歳代の母と娘の二人住まい。ふくいけんのホームページを見られた甥子さんから問い合わせがあり、設計監理業務を引き受けた。木造二階建の小住宅の新築(建替え)で、設計変更などを経て、初回訪問からおおむね2年半を経て完成した。ユニバーサルデザインのレベルで設計している。

2

 堺市深井北町の重度心身障害者ディサービス施設「ディハウスないすたいむ」の設計監理を引き受けた。事業者はNPO法人地域生活支援センターナイスネット。鉄骨2階建の倉庫70uを改装し、重度心身障害を持つ人達のナイト(午後5時から10時)の生活の場となる。食事、入浴の介護をうけることを中心にゆっくりとくつろぐ。くつろぎの部屋は木をふんだんに使い、天井は浅いドーム型にしてプロジェクターで映像を映し出す。広めの介護用浴室には脱衣室からの天井走行リフトを備えている。快居の会だより14号に詳報あり。

3

 泉南地域で、手術後頚椎損傷の状況になった53歳の男性(入院中)の自宅の大改造案、建替え案などを作成し、在宅生活について検討するがまだ実施に至っていない。取りあえず、一時帰宅などに対応した小改造として、段差昇降機や車いすの移乗のためのリフトを含む改造を実施した。

4

 大東市「高齢者・重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を引き続き受け、本年度も快居の会の建築士を派遣、市のリハビリテーション課の担当者(PT.OT)と共に31件の住宅改造助成にもとずく住居改善計画に関わり、うち27件が改造工事を実施、フォローアップおよび完了検査も行った。また、介護保険にもとずく住宅改修へのアドバイスも数件行った。


   2004年度
1

 スポーツ中に頚椎損傷した南河内地域の高校生の退院、復学をめざした住宅改造の設計監理を引き受けた。リハの見通し、おばあさんの住まい方、住宅自体の基本性能の問題など、クリアしなければならない問題が多く、改善案の決定までに長い時間を費やしたが、改造工事が完了し退院、復学を果たした。大学進学やクルマの免許取得をめざすとのこと。快居の会だよりNo.13に詳しい報告がある。

2

 現在一人住まいをされている高齢のお母さんを迎え同居するために、バリアフリー化を主題に、お母さんのための寝室やダイニングキッチンなど、息子さんがお住まいの北摂地域の住宅を改修した。

3

 内外にバリアの多いマンションにお住まいだった筋ジストロフィーの女性の新しい住いについて、新築のマンションを購入することから相談をうけ、転居前にその身体能力に合った快適な住まいに改造するため、設計監理を引受けた。運動能力の面で非常にタイトな条件のため、改造工事、引っ越し後も、浴室やトイレなどの設えの微調整に時間を要した。

4

 大東市「高齢者・重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を2003年度に続き受けた。快居の会の建築士を派遣し、市のリハビリテーション課の5名の担当者(PT.OT)と共に38件の住宅改造助成にもとずく住居改善計画に関わり、うち36件が改造工事を実施、フォローアップおよび完了検査も行った。

5   引き続き委嘱を受けているのT市の障害者生活支援事業の専門相談員(建築士)として2事例について3回の相談業務を行った。


   2003年度
1

 北摂の傾斜地の比較的古い住宅地に住む、脳出血片麻痺により車椅子使用の70歳独居の男性の在宅生活のための住居改善の相談を受ける。相談の結果、車椅子で生活しやすい住宅を新築(建替え)することになった。快居の会だよりNo.12に詳しい報告がある。

2

 大阪東部の住宅地に住む72歳の女性からの相談を大阪住宅センターを通じて受けた。足のけがをきっかけに、2階の寝室を1階に変更し快適な住まいを造りたいとの相談であった。快居の会で設計監理を引き受けた。寝室内にトイレを作るなどの高齢対策と、断熱性能をあげるなど快適な住環境の整備のための改造工事は完了した。快居の会だよりNo.11に詳しい報告がある。

3

 大阪府南部の府営住宅に両親と住む、車椅子使用の35歳女性が、作業所へ通うなどの外出が一人で出来るようにしたいとの相談が、自治会長から大阪住宅センターに寄せられた。 ベランダから段差昇降機を使い外出するため、府営住宅の管理部門と折衝、外構部分は府が担当、段差昇降機などは住宅改造助成などを使い施工、 設計監理は快居の会が有料業務として引き受けた。

4

 大阪市内に建設される、高層分譲マンションの共用部および外構における高齢者、車椅子使用者に対する設計上の配慮、使用方法についての提言を行った。また、分譲される住戸について、間取の変更などのオプションに関して、住居改善の視点から変更設計に関わることも取り決めたが、これまでのところ実現していない。

5   財団法人大阪住宅センターの高齢者・障害者に対する住宅改造相談業務の委託を、2002年度に引き続き受けた。相談業務は快居の会が引き受けている。大阪住宅センターから今年度、快居の会に依頼のあった相談業務は7件であった。
6   引き続き委嘱を受けているのT市の障害者生活支援事業の専門相談員(建築士)として、2件の相談業務を行った。
7  大東市「高齢者・重度障害者住宅改造助成事業に係る助言・仕様書作成業務」の委託を受けた。快居の会の建築士を派遣し、市リハビリテーション課の5名の担当者(PT.OT)と共に、32件の住宅改造現地調査を行い、各々について改造案を提出した。うち30件は仕様書を作成し、施工者に対する現場説明も行った。29件が住宅改造工事を実施、現場指導、完了検査も行った。


   2002年度
1

 高槻ライフケア協会からの2件目の設計監理委託を受け、既存の倉庫を障害者のデイサービスセンターに改造した。予算が限られていたので十分な改造ではないが、木造の倉庫独特の雰囲気が好評なようだ。

2

 大阪市内某マンション管理組合から 1999年度から引き続き依頼の、高齢期にも安心して住み続けるための対応策は、共用部分の改造案を図面化、施工者の見積も取ったが、まだ着工に至っていない。

3

 財団法人大阪住宅センターの高齢者・障害者に対する住宅改造相談業務についての委託を受けた。相談業務は快居の会で引き受けている。10月に大阪住宅センターが受付業務を開始してからの6ヶ月で、快居の会に依頼のあった相談業務は6件であった。(うち2件は快居の会の有料業務として引き受けることになった)

4

 昨年度からT市の障害者生活支援事業の専門相談員(建築士)として委嘱を受け、2件の相談業務を行った。


 2001年度
1

 2000年度から関わっている、入院中の夫(73歳/多発性脳梗塞)の介護負担の軽 減を主目的とした住居改善が完了した。手すりの設置や段差の解消、トイレの改造は、 現状では週1〜2度の昼間一時帰宅時のためのものである。快居の会だより9号に報告あり。

2

 大阪市内某マンション管理組合から 1999年度から引き続き依頼の、高齢期にも 安心して住み続けるための対応策は、管理組合役員による事例見学などを経て、具体 的に共用部分の第1次改造案を図面化する段階にあります。

3

 高槻ライフケア協会の依頼で木造2階建て店舗付き住宅を、デイサービスセンター に改修した。 1階店舗を事務室および相談室とし、2階住居部分はすべて通所介護施設として使用。 車イスでも支障なく利用出来るよう、新たにエレベータも設置した。 快居の会だより9号に詳しい報告があります。

4

 大阪府北部で、脳性マヒによる歩行困難の男性の学習塾兼用住宅の改善を行った。 市の住宅改造助成などを活用しトイレ、浴室、玄関、室内の段差解消、手すりの取り付けなどを行った。

5

 大阪府北部で、脳梗塞で両則にマヒのある男性のための改善を行った。 介護保険の住宅改修費を使っての段差解消、手すり取付のほか、建具の取り換えや水まわりの改造をおこない、自力でトイレ、洗面が使えるように、また軽介助で入浴が出来るように改善した。

6

 藤井寺市で、駅に近い事務所ビルの3階に精神障害者地域生活支援センターを開設するのための内装工事の設計監理を担当した。日常生活相談、憩いの場、夕食のサービス、地域交流などが行える、精神障害者地域生活支援センター「わっと」が開設された。

7

 (特活)福医建研究会として、T市の障害者生活支援事業を行う社会福祉法人から専門相談員 (建築士)の委嘱を受け相談業務を行っている。 今年度は、脳性マヒのため外出には電動車イスを使う男性のマンション内部の改善に協力した。


 2000年度
1

 法人化以前から継続して取り組んでいた、小脳出血による障害で車椅子(要介護)の女性のための住宅の新築工事 (実質的には離れの増築)は竣工した。

2

 大阪市内某マンション管理組合から1999年度から 引続きの依頼。このマンションは、約1.6haの敷地内に7〜8階建ての 廊下型住棟4棟が配置された、築25年の大規模分譲マンションである。 通常の改修工事は管理組合の自主管理で熱心に行われてきたが、 高齢・障害者やコミュニティへの配慮の無い(効率優先の)団地計画のため、 このままでは居住者の高齢化による課題が多発すると考えられる。1999年度の 永住化のための居住者ニーズ調査、共有部分と住戸プランのバリア調査、 住戸の改善モデル作成に続き、2000年度は、高齢の居住者に対する追加調査、 外部空間の利用に関する調査を行った。また、調査によって明らかになった永住のための 課題を住民共有ものとし、高齢期に安心して住みつづけるための対応策を住民とともに 考えていくプロジェクトを進行、2001年度も継続の予定である。1999年度の作業に関する 報告書に続き、2巻目の報告書も作成し提出した。

3

 Kugelberg-Welander症候群という、筋ジストロフィーに似た症状の 難病を持つ青年のための住居改善。北摂の閑静な住宅地の木造一戸建て住宅で 両親と同居。介護実習普及センターの紹介で、父親から快居の会に依頼があった。 進行性難病のため歩行と立ち座りが、かなり困難になり、トイレや入浴の介助が 大変とのことであった。1階の広いリビングを本人の寝室、 付属のサニタリー(トイレ、洗面、浴室)に改造し、移動を助ける天井走行リフトを 設置した。寝室前の庭には木製デッキを、デッキから玄関までスロープを設けた。

4

 パーキンソン病のKさんのため、大阪近郊の住宅地の木造一戸建て住宅 1階部分、寝室、浴室、洗面、便所の更新、段差昇降機を使った外出方法の確保などを 行った。快居の会だより8号に詳しく報告しています。

5

 脊髄圧迫骨折による下肢機能障害と、リューマチによる手指、 足の障害がある女性のための住居(鉄筋コンクリート造の分譲マンションの7階部分)の 改善。車椅子の使用を前提に、自立を目指し、移動経路の段差解消を行った。居間を中心に、 洗面・トイレ・バルコニーまで移動できるように、床材の張り替え、すのこ敷きなどを行う。 居間と廊下の段差13cmは、緩やかなスロープを設けた。扉は自動引き戸や電動開閉カーテンを 使い、移動の手助けとした。台所の改善は、しばらく生活して様子を見てから行う予定。

6

 南河内にお住まいのSさん(女性・脳梗塞による片麻痺)は、 移動に車椅子を利用されている。リハ病院に入院中、息子さんを通じて相談を受けた。 木造1戸立て(農家)住宅を一部増築し、ご夫婦の寝室(専用トイレを新設)と浴室、 LDKを大改造し、外出用に段差昇降機の設置もする改善案を提案した。

7

 関西福祉大学(兵庫県赤穂市)の地域相談活動に息子さんからの相談が 寄せられた、Kさん(女性)は、交通事故による頚椎損傷(不全麻痺)のため、 車椅子を使用されている。関西福祉大学M教授からの依頼で相談に協力する。詳細に 渡り確実に関る必要ありとの判断から、快居の会の有料業務として引き受けることになる。 畳の床を板張りに変更し、専用のトイレも造る個室の整備をし、 外出用の段差昇降機も設置した。LDKや浴室へのルートの段差を無くし、 シャワー浴が出来るように浴室にすのこも設けた。



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